気ままにいこうよ

いじめ、うつ病、ニート。ネガティブ人間が模索、提案するブログ

いじめ後遺症で命の危険も?うつ病不安障害、PTSDを患う可能性

過去のいじめが原因で今尚、苦しんでいる人は世の中たくさんいます。

 

いじめという行為がどんな恐ろしいものなのか、あまり被害者談として語られずに理解されていない現状があると思うので

 

今回は、体験談と共にどんな身体症状となって表れてくるのかを書いていきます。

 

もし、今いじめに苦しんでいる、または自分の生きづらさに気づいていない、いじめ後遺症、サバイバーの方の励みになればと思います。

 

 

いじめという言葉は犯罪の総称

まず、「いじめ」というのは、どんな行為なのかを考えていきますが、

 

いじめとはいわば、心身ともに傷つけられる行為の総称だと思っています。

 

なので、いじめというものに軽度も重度もありません。

 

やられた本人が精神的、身体的苦痛に悩まされているのであればそれはいじめに入ります。

 

そして厄介なのが、いじめが犯罪行為も含まれてしまっている事。

 

昔からではありますが、悲しいことにいじめで命を絶ってしまう子供たち、大人は数多くいます。

 

ですが、いじめで自殺したとしても「たかがいじめで?」というのが悲しい事に世間の認識です。

 

これがとてつもなく、被害者本人、遺族を傷つけます。ある意味、2次被害と言ってもいい。

 

こういった事はいじめに限らず、色んな犯罪被害者の立場になるとあるようです。

 

例えば、性的被害、レイプにあった女性が何故か、

 

「肌を露出しているからわるい」

 

となってしまう。客観的に考えてみるとおかしいのですよね?

 

でも、いじめというワードを使ってしまうと、そういう軽めな認識になってしまいます。

 

ましてや「そんな事もあるよ。」と軽く済まされてしまうのもある意味ではありますが、被害者本人にとっては苦痛なのです。

 

なだめてくれる気持ちはわかるのですが。。。

 

でも被害者としては、そんな事で済まされないからずっと傷ついているのです。

 

日常生活を脅かすほどの精神的苦痛は普段の日常で起こりえないからこそ、苦しむのです。

 

いじめというワードが使われてしまうと、どうしてもまとまった総称になってしまいますが、

 

実際いじめとは暴力、侮辱、器物破損、名誉棄損、性被害、恐喝、等も、学校内では「いじめ」で片付けられてしまうのが日本の教育の現状です。

 

そして、誰もいじめが心の傷になり、大人になっても苦しめるとは考えない。

 

そうではなく、大人になってからも生き地獄だからこそ、いじめというのは恐ろしいのです。

 

この大人の認識がないと、いじめという犯罪は減らないと思いますし、被害者も減る事はありません。

 

確かにいじめはなくならないかもしれません。

 

ですが、殺人がなくならないからといって見過ごすのは違いますよね?

なくならないから仕方ないのではなく、なくならないならなくそうと考えようと思う事が改善策に繋がるのです。

 

とても難しい問題ではありますが、僕はいじめの恐ろしさを語るためにこうやって発信している部分もあります。

 

人生を左右してしまう行為である認識はしておいた方がいいです。

 

では次にいじめがどんな影響をもたらすのか書いていきますね。

 

いじめ後遺症の恐ろしさ、精神疾患になる可能性大

では、いじめがどんな悪影響を及ぼすのかを書いていきます。

 

先ず言いたいのは、いじめられた全員が精神疾患になるというわけではありません。

 

先ほども書いた通り、いじめとはあくまで総称です。

 

暴力、侮辱などの犯罪も含まれていますが、もちろん客観的に見て軽く見える行為もあるので、

 

それは本人がどんな事をされたのか、どうやって受け止めたのかによるので、

 

本人が精神的苦痛を伴っているのであればそれは、いじめによる影響があるという事です。

 

「いじめくらいで精神疾患になるのか?」と思う人もいるかもしれません。

 

ですが、これは断言できますが実際、いじめで精神疾患になります。

 

では、どんな疾患が考えられるのかというと、うつ病、不安障害、対人恐怖、PTSDが代表されると思います。

他にもあるかと思いますが、代表するものを上げてみました。後、経験談からです。

 

おそらく、いじめによる精神疾患で長年苦しんでいるのであればPTSDを疑ってください。

 

PTSD心的外傷後ストレス障害と呼ばれ、精神的苦痛が長く残る症状です。

 

よくある症状はフラッシュバック(再体験)、回避行動(思い出したくない場所、人、モノ)、悪夢、気力の減退、思い出すとイライラ、鬱症状等、

 

精神的苦痛が何年も残ってしまっている方がPTSDにより鬱に悩まされている可能性が大きいので、

 

トラウマ治療のカウンセリングをうける事をおすすめします。

 

経験談になりますが、PTSDは精神薬、薬での治療はかなり難しいです。きちんとした、トラウマを専門に扱っているカウンセラーの方の治療を受けないと

 

なかなかトラウマ症状が治まらないのです。

 

僕も治療者の身なのですが、カウンセリングをうけても2年くらいにはなりますが、まだ思い出す事があります。

そうやってもう10年以上も苦しんでいるのです。

 

そういった意味でもいじめとはとても恐ろしい行為である事を認識してもらいたいです。

 

治療に関してはまた別の記事で書いていこうと思います。

 

僕自身、まだ治療中の身なので、トラウマから完全に脱したとは言い切れませんが、

 

数々の治療を実践してきたので、その中で効果があったものを書いていくつもりです。

いじめの後遺症で命を落とす可能性は全然ありえる

PTSDという症状はとても恐ろしい病です。命の落とす危険性があるくらい恐ろしいです。

 

PTSDというと実際に戦争や災害、犯罪という強烈な被害体験にあった人がなる印象だと思うかもしれません。

 

ですが先程も書いた通り、いじめはあくまで総称なのでいじめの中には犯罪も含まれています。

なので、PTSDになる可能性は全然ありえるのです。

 

このPTSDという症状は過去のことが今起きているかのようになります。

 

過去が過去ではなく、過去が今も未来も起きてしまうと錯覚し、それが鬱症状に繋がり、最悪の場合、自ら命を絶つ場合もあるのです。

 

「毎日毎日殴られる思いを繰り返しみていたら、どう思いますか?」

 

「毎日毎日道を歩いていると街の人たちが自分の事をキモイ、ウザいと笑っていたら、どう思いますか?」

 

そんな毎日を過ごしていたら、苦痛でしかないですよね?

 

それがいじめによるPTSD患者の日常です。

 

そしていじめによるPTSDの場合、一番厄介なのは孤独な事です。

 

津波地震、等の天災で苦しんでいる方の場合、

 

誰かが助けにきてくれたり、同じ苦しみ苦難から乗り越える事ができ、同じ経験をしているので体験談を分かち合う事ができます。

 

災害被害は当たり前ですが、とてつもない苦難と被害、そしてPTSDという後遺症が残ると思います。辛さは尋常ではありません。

 

ただ、いじめとなるとどうなるのか。

 

本当に孤独なのです。

 

体験談も違えば、誰かと分かち合う事も難しい、

 

ましてや、いじめという日常でよくある行為、昔の事をまだ思っているのかよ

 

と、される始末。

 

そういう風に被害者自身も思ってしまうから

 

いじめによる苦悩、過去の辛い体験を話したところで。。と被害者本人は思い悩み、一向に話す事なく、心に収めておくのです。

 

ですが、それが確実に心を蝕んでいく事に繋がるのです。どんな被害者も語らないのではなく、語れないのです。

 

思い出したくもないですし、話した後の二次被害の恐れも分かっているからです。

 

そして、いじめといっても人それぞれ違います。経験は違うから、人に言えるものでもないから、いじめという行為が軽い印象を与える言葉だから厄介なのです。

 

そんな孤独に耐える日々を過ごしていたら、辛いですよね?

 

いじめサバイバーはそんな日々を過ごしています。

 

毎日が生きるか死ぬかの世界なので、いじめとは人様の人生を破壊する行為であると認識してもらいたいと切に願います。

 

いじめという言葉の認識の甘さが人の未来を奪う

最後になりますが、いじめは人の未来を奪いかねない行為である事を分かってもらえたらと思います。

 

そのくらい、恐ろしい行為である事を世間で分かってもらえば、世の中の見方は変わっていきます。

 

現にいじめ対策推進法が可決されるほど、今はいじめに対する認識が変わりつつあります。

 

いじめ探偵と呼ばれる方も増え、弁護士も動き出すほどにいじめに対する認識は変わってきました。

 

そして、法律ができたという事はいじめは犯罪という事です。遊びでもいたずらでもなく、犯罪なのです。

 

ですが、人が亡くならないと可決しないくらい、今までの認識が甘かったって事だと思いますし、法律ができても自ら命を絶つ人が耐えません。

 

そして、まだまだ認識が甘いと思いますし、人が亡くなってからニュースで取り正される現状を見ると

 

元被害者の身としては悲しくなります。

 

そして、いじめにより自ら命を絶ってしまう方々の気持ちも痛いほどわかります。僕自身も過去のいじめと闘っていますし、負けそうになる時もあるので。。

 

そして法律に関してですが、犯罪に対してはどうして法律があるのか。

 

それは治安のためもありますけど、被害者をこれ以上生まないためにあるのです。

 

いじめも同じく法律ができた以上、いじめを減らさないといけない。

 

ただ、認識がまだまだ甘いどころか、被害者はいじめられっ子という烙印まで押される始末。

 

僕のような過去のいじめに苦しむいじめサバイバーの方は数多くいます。

 

現在、僕自身いじめサバイバーの方が集まる当事者会に参加して治療していますが、

 

参加者の中には、辛過ぎるあまり泣いてしまう人もいました。そして、同じ悩みに悩んでいたので、痛いほど気持ちがわかるのです。

 

僕もいい歳した大人ですけど、当事者会で自分のいじめエピソードを語っている時につい泣きそうになりました。。

恥ずかしいですけど、それくらい辛い思いしている人はたくさんいるのです。

 

なので、たかが、いじめではなく、いじめによって辛い思いをしている当事者はたくさんいて、

 

下手をしたら命を落としかねない行為である事をもっと認識されたらと思います。

 

そして、今後もいじめに関する持論になりますけど、いじめに対する考えといじめのトラウマの治療を書いていきますので、

 

宜しくお願いしますm(__)m