学生時代のいじめのトラウマ、PTSDを克服するには長い時間とサポートが必要
こんにちは。
のぶです。
僕は学生時代いじめにあい、現在もその後遺症に悩まされてるいじめサバイバーの一人ですが、
学生時代いじめにあわれた方はおそらく、大人になってからも生きづらさを感じているのではないでしょうか。
そこで、今回は幼少期のいじめのトラウマは長く残る理由について書いていこうかと思います。
いじめのトラウマが長く残る理由
幼少期、学生時代、いじめにあわれた方は大人になっても突然思い出したりすることはありませんか?
僕は大人になっても生きづらさを感じ、フラッシュバックに悩まされる事もあります。
ではなぜ、幼少期のいじめ体験ほど長く残るのかというと、脳が学習するからと思うんです。
成長期にいじめにあう事で脳はどんな事でも学習しますから、より強い印象を与える体験ほど覚えてしまうと思うのです。
また、大人になってからの恐怖体験と幼少期による体験では間違いなく幼少期による辛い体験の方がトラウマとして残りやすいのです。
事故や災害、犯罪による被害もPTSDとして強い被害体験を負う事もありますが、
いじめや虐待といった人的被害もまたPTSDになる場合があります。
そして、いじめというのは災害の時のようにその時の話ではなく、
長年にわたって被害をうけている場合があるので複雑性が増し「複雑性PTSD」として精神疾患になる可能性が高いです。
そして、子供のいじめとは正直なんでもありといえばありです。
暴力も器物破損も侮辱もいじめで済んでしまうのが日本のいじめです。
そして、自殺へと追いやってもイジメで済んでしまうのです。
いじめ体験は個人によって様々ですが、長い期間被害にあっていたとしたら、先ずその期間の倍くらいの時間は必要だと思います。
僕は中学、高校と学生時代の6年間、暴力侮辱器物破損のいじめにあっていました。
毎日毎日耐える日々で不登校はしたことはありません。
ですが、不登校をしなかったせいで大人になった今もいじめの後遺症に苦しんでいます。
僕自身はかれこれ13年くらいはいじめの事を思いながら過ごしてきましたが
同じいじめサバイバーの方も同じく長年苦しんでいる人は多いのではないでしょうか。
トラウマ、PTSDを治療するには医療や周りのサポートは必須
PTSDを克服するためには、先ず精神医療にかかるのは必須だと思います。
僕は精神科にかかったのは二十歳の頃なので、学生時代はずっと我慢をしてきました。
いじめ被害にあっても相談もできず、自分自身が病んでいる事さえ気づきませんでした。
そりゃあ、中学生で精神分野分かっている子がいたらすごいと思いますが、僕はそんな事を考える余裕なんてないほど、
とにかくいじめに耐えて切り抜ける事であたまがいっぱいでした。
やはり我慢してきたツケが今になってきてしまったと思うのですが、、、
脱線しましたが、PTSDを回復させるにはカウンセリング等の心理療法と薬は必須。
あとは、自助グループや家族のサポートも必要だと思います。
正直、PTSDは病ですので自力での回復はむりだと思ってください。
過去のいじめをくよくよ悩むな!はPTSD患者に禁句
いじめ被害にあった人に対し、よく
「昔の事はきにするな」「いじめられていつまでも悩んでいるのはダメ」
という人はいるが、
本人にとっては忘れる事ができるのなら忘れてるだろって話です。
忘れる事ができないから苦しんでいるのにそれをいつまでも悩んでいるのはというのは
戦争体験や死別等、何かしらのトラウマを抱えている人にも同じように言うのですか?という事です。
いじめとなると、どうしてもニュアンスのせいか、「たかだじゃれ合い」程度の印象を与えてしまうのですが、
やっている事は犯罪ですからね。
少年犯罪をいじめと言っているから僕は日本のいじめ問題がなくならないと思っています。
話はそれましたが、過去のいじめが過去のようでないから被害者本人は苦しんでいるので、
そういった言葉は禁句だと思ってください。
いじめ体験は乗り越えようとは思わない事
いじめられて今も苦しんでいる人は決して過去のいじめを乗り越えようとは考えないようにしてもらいたいです。
乗り越えるというのは、あるゴールがあるから乗り越える事ができるのであって、
ゴールが見えないものに対し、それを目標にして努力したところで先は見えないのです。
なので、僕はいじめを乗り越えようと思うのではなく、つらいですがうまく付き合っていくしかないのでは?
と思っています。
なかなか難しいですが、決していじめを乗り越えようとは思うのは何か違うと思っています。
それは本人の意志ではないので。。
いじめがなければ、きちんとした目標を自分なりに立てて行動する事ができますから、