ひきこもりは悪なのか!?ひきこもり経験者の僕がひきこもり問題について思う事。
こんにちは。
のぶです。
僕は自分で言うのもなんですが、ひきこもりです。というより、厳密には外にも出れますし、
散歩も出来て人ともある程度会えてサポステやハロワ、就労移行支援に通っているので、
今はひきこもりではないですが、社会参加していないのでひきこもり未満の人間で依然としてヤバい状況です(;'∀')
そんな僕が今回思うのは、ひきこもりは悪なのかどうか、についての事。
そこでひきこもり当事者といいますか、今回は当事者目線からひきこもり問題について考えてみたいと思います。
まあ、僕自身が今それに近い状況なのでなるべく引きこもり肯定しすぎないように考えてはいきたいと思います。いろんな目線でね。
でも、記事書いて読みかえしたら早速、擁護しまくりですwww
ひきこもりは全然悪ではないよね、犯罪ですか?(´・ω・`)
はい。結論から言うと、「別にひきこもりは悪ではないっすよw」
って事です。
そもそもどうして悪なのかって話になるんですけど、
ひきこもりというとやはり社会参加していないので、働いていない人が大半です。
僕自身も親の世話になっているし、他にも親のお金で生活している人がいると思います。
それが悪かどうかは別として、やはり働いていないと印象が悪いのはあるかと思います。
でもそれが悪かどうかと言われたら、違うよなあって話ですよね。
だって日本は一応法律がルールですから。
法律の元で善悪が決まりますし法律では働かないからといって裁ける法律もないです。
ひきこもりの方も同じ人間ですから人権は保障されています。
たまに日本国憲法の27条「勤労の義務」を掲げて、「憲法に定められているから働け」
という謎の論者がいますけど、憲法と法律はそもそも違いますからw
そこをごっちゃにしてはいませんか?っていう事をちょっと学んだ方がいいと思います。
そして、法律も憲法もどちらも結局は個人の基本的人権を守る事ですから、
ひきこもりが法令違反に当たってない以上、悪では全然ないですね。
むしろひきこもりを悪とするのなら、ひきこもる人を生み出す原因を悪とするべきではないでしょうか?
例えば、学校でいじめにあったとか会社でパワハラ、過労で鬱になったとか。
いじめなんてのは少年犯罪の総称であり、パワハラも一緒ですよね。
ようは、侮辱罪、名誉棄損罪、器物破損等に該当する立派な刑法違反に当たりますし、
過労で鬱になるまで働かせるなんてのは労働基準法に違反だったりするじゃないですか?
無理やり強要させるマネをしたら強要罪。恐喝めいて相手を叱るなんてのはただの恐喝です。それはいじめ、パワハラではなく犯罪ですから。
そういったものをきちんと取り締まらないから、被害者が出てひきこもり100万人という結果に結びついているのではないでしょうか?
そして、どんな犯罪も被害者が声を出せないものです。被害者はそうなのです。
特に日本人は主張をしない民族でもありますから、多勢に無勢で被害者が大抵負けるわけですよ。
空気嫁なんていう謎文化もありますしw
結論言うとひきこもりが悪なのではなく、ひきこもりにさせている環境そのものが悪と捉えておくといいと思います。
僕自身はひきこもりは被害を声に出せない社会の被害者だと思っています。
そもそも同じ人間を「ひきこもり」という呼び方は差別では?
そしてもう一つ思うのは、自宅にじっとしている人を「ひきこもり」呼ばわりすること自体が差別ではないんでしょうか?
日本の風土かわからないんですけど、やたら日本ってラベリングしたがる風潮ってありませんか?
働いていないとニート、家にいると引きこもり、人とちょっと違う事があると発達障害、非正規で働いていないとフリーター、
そんな無駄な呼び方をつけてラベリングしている時点でそりゃあ生きづらくなりますってw
って僕は思うんですけどね。
確かにわかりますよ。ひきこもりというのは実態がわからないですし。
でも、僕自身はひきこもりの背景には精神障害という病気が隠れている場合があるから、
どちらかというと言い方はあれですが、何か精神疾患がある可能性を考えた方がいいかもしれないです。特に長期ひきこもりの方に関しては。
ただ、そこまでに至った背景には先ほど書いたいじめ、パワハラ、過労という日本社会の3大負の環境があるわけで、
それがなければそもそも引きこもりというまで至らないわけですよ。精神を病む必要がない環境があればですが。
でもご存知の通り、日本は先進国の中でもダントツで一番に位置する自殺大国です。
世界で13番目に高い推移を誇る自殺国ですよ?
そして若者の自殺も何故か多い。
ひきこもりにならないにしろ、生きづらさを抱えている人は沢山いるわけです。働く人もそうでない人も。
そういった生きづらさを感じ、外に出る事も困難な人を引きこもりと定義して、テレビではまるで犯罪者のごとく、悪として取り上げる事が
そもそも悪ではないのでしょうか?
それで本当にひきこもり状態にある人が出てこれますか?外に出て安心できるでしょうか?
そして先ほどかいたラベリングの話。
日本は何かとラベリングをつけたがる癖が染みついています。これはどんな場面でもそうです。
そういった人を無意識にラベリングしてしまって目の前の人を見ていない事こそが生きづらさではないのでしょうか?
仮に目の前の人が過労でひきこもったとして、そういう背景を真剣に聞く人はいるんでしょうか?
いないからひきこもったのではないですか?
そうやって、ラベリングしていて本当に生きやすくなるのかって話ですね。
まるで昔の士農工商ではないですけど、日本っていまだにそんな感じがしてます。
もっと日本社会の生きづらさを表に出すべきだと思います。臭い物に蓋をする精神はそろそろやめて、問題の本質に向かうべきではないかななんて思ったりしています。
結論:ひきこもりは悪ではないしライフスタイルとして考えよう
最後に思うのはひきこもりは悪では決してないということです。
悪とはそもそも法律を犯した者が悪なのは日本が法治国家なので法の元で決まっていますから、
ひきこもりを悪とするのであれば先ず法律のルールを守りましょうって話を序盤にしました。
そして、家にいる状態の人をラベリングしているから外に出れないのでは?と僕は当事者目線で推論してみました。
最後は結局ひきこもり状態を擁護する形になってしまいましたが、
でもやっぱりできたら社会参加した方が人生的にもいいと思いますので、
働くのが無理にしてもちょっと外といいますか、外部との繋がりがあったほうがいいのかななんて思います。
例えば、メル友でもいいんですよ。それだけで、もう人と繋がれていますし、今はネットの時代です。
ネットで探せば至る所に似た境遇の人がわんさかいます。ツイッターもある意味居場所ですよね?
そんな日頃のはけ口にツイッターを使うのもいいですし、そこで繋がれることもあると思うので、
何も無理して外と繋がらなくても少しずつでいいのかななんて思っています。
あとは、何かしら障害がある方で家に居なくてはいけない人も沢山います。僕も二十歳で鬱をやって家から出れなかった一人です。
障害年金がもらえるかは微妙なのと働きたい欲は昔からあるので、今は家族の支えの元、
社会復帰を目指しておりますが。。。
あとは、家でもクラウドワークスやランサーズ、メルカリ等で出品すればお小遣い稼ぎくらいはできますので、
そういったものを活用しながら障害年金、アルバイトと組み合わせるのも全然あり。
今はある意味ひきこもりライフを満喫できる時代でもあるので、
無理に外に出すというよりかはひきこもりというライフスタイルを掲げた方がいいのかなとは思います。
ただ、外に出たい人が大半だと思うので、そういう人もいるのですから、ひきこもりを悪とは言わずに社会がきちんと受け入れて許容していく事が必要なのかなって思います。
ひきこもり未満の戯言ですけどねw所詮は。
でも、僕はそう思いますよ。。ひきこもりだって同じ人ですから。
では(^_^)/~