就労移行支援に通うメリット・デメリットを書いてみる(うつ病当事者の経験談)
こんにちは。
のぶです。
僕は今就労移行支援に通って社会復帰を目指しています。
現在通い始めて3か月くらいは経つところですが、
ある程度、事業所にも慣れ的なので、今回は就労移行支援がどんなところなのか、メリット、デメリットを経験から語っていこうかなと思います。
これから就労移行支援を検討している人がいましたら、参考にしてみてくださいね。
就労移行支援とは?
先ず就労移行支援について知らない人について書いてみると、要するに何かしらの障害がある方の社会復帰の場ですね。
2年間の制限があってその間に就職に繋げるように訓練をします。
就労移行支援事業所は大手から小さいところまで沢山ありますが、
体調管理をして仕事に繋げるという意味ではどこも変わりなさそうです。
実際ネットで調べてみると近場に就労移行支援事業所があると思いますので、
見学して体験を数日間して入所になる形になります。
事業所ではA型作業所、B型作業所とは異なり、何か仕事、作業をするというよりかは、
体調管理が主なのと仕事に繋がるビジネスマナーやパソコン訓練がありますので、
2年間までの期間内に体調を整えて、就労活動をして仕事に繋げる形になります。
実際に通ってみると事業所によるかもしれませんが、ゆるいと言えば緩いです。
僕はステップアップとして緩いところを選んだからかもしれないですが、、
就労移行支援に通うメリット
毎日通う場所がある
事業所もそうですが、毎日通う場所がある事が就労移行のいいところですね。
やはり居場所といいますか、毎日通う場所があるというのでだいぶ変わってきました。
事業所に通ってなかったときは家にずっといるか、図書館、体育館でジムをするか、
みたいな、感じで常に一人だったのが、事業所に通う事で居場所、通うところがある安心感につながりました。
生活習慣を改善できる
精神疾患になってからか、当たり前の生活が崩れてしまったので、生活習慣を取り戻すためにいろいろ試行錯誤してきたのですが、
生活習慣を整える意味ではやはり体を動かしてみる事も大事だと思うので、
事業所に通う事が唯一の運動になっていたりします。
あと、事業所に通いだしてから、朝起きようという気持ちになれたのは大きいですね。
いつも家にいると、
「昼頃起きればいいや。。」
にしか思っていなかったのが、目覚ましをかけて朝起きようと思えるようになったのが一歩前進した感がありました。
気軽に相談できる人がいる
あと、通ってみて思ったのは、気軽に相談できる支援員さんがいる事や同じ精神疾患を抱えている当事者の方がいる事ですね。
似たような症状に悩まされていたり、あとは仕事に関する情報も共有できるので、
そういったところがあるというのは助かっています。
ただ、まだ通い始めて2か月くらいなのか、慣れていない感じはしていますけど、、
でも、まあ追々慣れてきたらいいかななんて考えています。
就労移行支援に通う事のデメリット
仕事経験がある人にとっては意味がないかも
今までずっと仕事をしてきた人にとっては意味がないとはいいませんが、
長い期間いなくてもいいかなとは思いますね。
どっちにしても2年間までなので、数か月で見切りをつける人も沢山いますけど、
でももし本当に就労意欲があるのなら職業訓練の方がいいと思います。
事業所はあくまでも就労訓練も体調管理の場かなくらいに考えておいた方がいいかもしれないですね。
仕事、スキルアップに繋がるかは微妙
事業所によってまちまちですけど、仕事に繋がるかと言えば微妙なところも多いです。
僕の事業所も若干怪しいところで、ほぼほぼ放置プレイですし何か共同作業的なものもないので、、
仕事につけるかどうか、あとはスキルアップに繋げようと思って通うのはおすすめしないですね。
中にはプログラミングやパソコンスキルを身に着ける事業所もありますけど、
でも先ず生活習慣が乱れていたらスキルも何も無いに等しいといいますか、
覚えるのも難しいと思うので、
就労移行支援にスキルは求めない方がいいと思います。
あくまでも体調管理がメインに考えておいた方がいいですね。
僕はブランクがありますし、転職歴多い人間ですから、スキルも何もあったものでもないので、
プログラミングには興味はありますが、先ずは体調管理とコミュニケーションを取る努力をしようと通いました。
スキルアップで言えば、自習でエクセルの学習をしてます。
事業所に慣れすぎると怖い
事業所に慣れるのが決して悪くはないのですが、あくまで個人的な意見ですが、事業所は国から認定は受けてはいるものの、
業者の一部なのであまり信用しすぎるのはよくないと思っています。
そして就労移行支援の制度には2年間という縛りがありますので、
そういった縛りをある程度は気にした方がいいかもしれないです。
あとは、事業所の役割はあくまで就労ですから、仕事に繋がらないと意味がないので、
いずれは就職活動をして仕事に就くまでが最終目標です。
その辺りをあっせんしてくれず、ずっと事業所に居るように言うところがあったら、
やめて別のところに移ったほうがいいと思います。
僕はとりあえず半年~1年通って、難しいなと思ったら見切りをつけようと思ってます。
お金が出ない、出て弁当、交通費
あとは、お金が出ないのが一番のデメリットかもしれないですね。
他のA型、B型と違い、工賃がでないので、生活が苦しいのであればA型の方がいいかもしれません。
弁当、交通費がでるといいましたが、出る場所の方が珍しくどっちも出ないなんて所の方が多いので、
交通費や昼食代が嵩張る心配はあります。
幸い、僕の通っている事業所は出るところを選びました。
なので、そこは心配ないのですがやはり、お金の面では負担はかかってしまうので辛いところだと思ってます。
就労移行支援事業所はあくまで就労機関、業者であるという事
最後に言いたいのは、就労移行支援事業所はメリットもあり、デメリットもあります。
メリットは体調管理ができる場所、就労訓練、他人に慣れるという意味でメリットがあります。
逆にデメリットもあり、お金がかかる事(交通費)、就労に繋がるかは微妙といったところなので、
きちんと事業所は見極めていた方がいいかもしれません。
また、就労移行支援事業所はあくまで業者です。
利益目的な部分があるのは間違いないとおもった方がいいと思います。
というのも、最近多くのところに就労移行支援ができ始めてきました。
国が障害者を雇用するように促進し始めてから、就労移行支援事業所が出てき始めたと思うのですが、
どれも統一性はなく、国の機関ではないのは明らかです。
大手のところであっても、もうそれは国が作ったというよりかは民間に丸投げした感があるところなので、
まあそれをビジネスにしようという業者は沢山あります。
就労移行支援事業所すべてがそうとは思いませんが、僕は信用しすぎるのはよくないと思うので、
利用できるなら利用してみていいと思いますし、変わるきっかけにもなるのであれば使う事にメリットはありますけど、
そういった背景がある事を頭の隅に入れておくと、いいかもしれないですね。
色んな事業所にいってみた結果、やっぱり甘い言葉で謳うところが沢山ですし、、
もしかしたらデイケアの方がいいんじゃないか?なんて思う事もしばしばあります。
でも、一応通っているので、とりあえずは体調を整えて週に5日通う事を目標にして、就職に繋げていこうと思っています。