「うつ病になるウイルスがある説」についてうつ病歴7年の当事者の僕が思う事。
こんにちは。
のぶです。
最近、コロナで自粛ムードで心を病んでしまう人が多くて、芸能人の方の訃報が多いせいか、
なんだか暗いムードですけど、
そんな中、うつ病に関するニュースがありました。
どうやらうつ病はウイルスによる感染が原因でなる説がある専門家の方がうつ病になるウイルスを見つけた事で話題になっています。
うつ病について悩んでいる僕自身、興味深かったので、今回はこのウイルスによる説を考察していこうかなと思います。
うつ病がウイルス説について思う事
うつ病を発病してしまうウイルスというのがどうやら「ヒトヘルペスウイルス6」と呼ばれる遺伝子があるそうで、
それが作り出すたんぱく質がうつ病の引き金になっている事を大学の専門家が見つけた事で話題になっています。
ただ、この遺伝子は誰しもが感染しているみたいで、それがストレスが原因でそのうつ病を作り出すたんぱく質が増加して
うつ病を発症するみたいです。
この説について思ったのは
「ウイルスが原因っていうより、環境によるストレスが原因では?」
と思いました。
何かしらの起因がウイルスであるにしろ、ストレスの限界値を超えた結果がうつ病だと思うので、
ストレス要因をどうにかしない限り、発症すると思うし、治らないと思うのですが、、
と個人的には思いました。
誰しもがなる病である事はわかるんですけど、そもそも人の限界値を超えるようなストレスを与える環境に問題があるのではないでしょうか。
改善策もまあ、当たり前なんですが、休養と生活習慣の改善、仕事量の改善等で回復するようですけど、
でもそう簡単に改善しないのは治ったところでストレスになる要因が待ち構えていたら、
治ってもまた再発してしまうのでは?と個人的には思いました。
「心の病ではない。甘えではない」というメッセージでいいと思う
ですが、ウイルス説を提唱してくれた事でよかったのは、病という認識がこれからもっと認知されてうつ病当事者の方も生きやすくなるのかな
と思いました。
やはり、僕自身もですけど自分では根性とか気合とかで治せると思ってしまうことがまだあります。
ですが、頑張ろうとすると途端に体がストップしたり、動けなくなったりするので
うつ病当事者の方は決して甘えているわけで休んでいるのではなくて、
寝る事、ちょっと散歩すること、たまに気分転換できることがその人が今できる最善策なのでは
と思うので、決して甘えではない病だと個人的には思います。
うつ病が甘え説は昭和や高度経済成長期あたりならそう言われてきた時代背景があるかと思いますけど、
でも実際、自殺率を蓋を開けてみると高度経済成長期は3万人以上も毎年自殺する人がいたわけですから、
甘えではなくて病による死であると思いました。
普通に考えて甘えで人が死ぬわけないですからね。
甘えていたら何としても生きようとしますから。
でも、うつ病になると体が重くなったりするから、動けなくて甘えという認識になってしまうのかもしれません。
そして、ちょっと前に新型うつ病というものが登場しましたが、あれはただのうつ病だと個人的には思います。
ストレス要因を回避するのは自然な反応であるし、気分転換するときだけ調子のいいのはそりゃあそうだろうという話ですw
うつ病になると気分転換も難しくなりますが、調子がよくなるとちょっと何かしてみたくなる気持ちになるので、
近場に出かけたりできると思うのですが、それを甘えと言ってしまったら、
気分転換したくても後ろめたさがありますからね。
甘えという人は多分、一番うつ病にはならない人種だと個人的には思います。
病気という認識が広まれば肩身を狭く感じる事もないかも
最後に思うのは、うつ病は病気ですけどやはり当事者からすると言いにくいところでもあるんですよね。
うつ病という事を打ち明けてもそれをどう思われるのかが怖くて言えないとか。
それで余計にストレスが溜まって鬱が悪化することにもなりますので、
うつ病が甘えという認識が少しでも減れば当事者も肩身が狭くなくて済むのかなと個人的には思います。
なってみるとわかるんですけど、かなり厄介な病気ですね。
治るという定義も分からなくなるし、完治なんてものもないんじゃないかと思うくらい
暗い毎日が待っています。
かなり辛い生活ですけど、でも少しずつ前を向くようには努力していきたいところなので、
僕自身もうつ病に負けずに当事者として今後もブログ運営をしていけたらと思います。