完璧主義と劣等感とうつ症状の関係について
最近、うつ病治療のために認知行動療法の本をちらほら読んでいます。
うつ病になる人って共通する特徴があるみたいで、その1つに完璧主義的な性格傾向があるようです。
今回は完璧主義について書いていこうかなと思います。
完璧主義と劣等感と僕
完璧主義について思う事ですが、僕自身、こだわりが強いというか完璧主義な性格です。
なので、自分以上に頑張ろうとしてしまったり、変なこだわりがあって鬱になったのもあるかもしれません。
鬱になった要因は学生時代のいじめ、人間関係にあったのも事実ではあるのですが、
性格的なものも関係していたのかもしれないです。
というのも、無意識にですがいまだにいじめた加害者の顔を思い出しては「あいつらを見返してやる。。」
という嫉妬心、怒り、劣等感からの復讐心があったりするのです。
この呪縛というのか昔のことに執着するこだわりがあるから鬱の症状が長引いてしまっている事が1つあると思います。
その結果、自分の欠点がやたらに気になって完璧主義に余計拍車をかけているなって感じがしているのです。
完璧主義が行き過ぎて仕事に支障にきたした事も何度もあります。
以前、ライターの仕事をしていたのですが、そこでは社長からの期待もあって文章の多い記事の執筆を任されたりしていました。
一万文字の文章を書くようにお願いされて、7000文字で終わったのですが、社長は別に一万文字を何としても書けとは言わずに
あくまで目安として書いてという話だったのですが、僕は心の中で「7000文字しかかけなかった、、」
と劣等感に襲われて途端にモチベーションが落ちてしまいました。
別に、怒られもしないし大して利益に繋がるものでもないのですが、
自分の心の中で自分なりの基準、こだわりが出てきてしまい、鬱症状に繋がってしまいました。
こういった事を何度も繰り返しているから鬱が長引いているのかもしれません。
劣等感へのこだわりは自分の身を滅ぼすかも
何かにこだわる事って別に悪い事ではないんですよね。
趣味にこだわる人なんてわんさかいるし、、オタクなんてこだわりを貫いた感じでいいと思うのですが、
自分の劣等感にこだわってしまうと、いけないなって感じる事はあります。
劣等感にこだわり続けてしまうと、その穴を埋める努力をします。
例えるならダイエット。
ダイエットって別にする必要もないと思うんです。周りの目なんて気にしなければいいだけですし、病気でない程度ならちょっと太っているくらいなんて事もないのですが、
劣等感に支配されてしまうと、ちょっと太っている自分が醜く思い、無理なダイエットをしたり、
それが病的なほどにまで発展してしまう事もあると思うんです。
僕もそういう身体的なコンプレックスを抱えているので、そういう傾向はあります。
でも、それをしても心は見たされることはなくて、自分をどんどん追い込むだけになってしまうと思います。
等身大の自分でいいと自己肯定することが一番の近道なのに自己否定をしてその劣等感を埋める努力をしてしまうと
次第に心が疲れてしまうと思うんです。
誰しもコンプレックスはあると思いますしあって当たり前って思うと楽になるとは思いますが、
劣等感に支配されてしまうと、劣等感を埋める努力だけで完璧主義になってしまったり、
それが次第に心の疲れに繋がり、鬱になると思うので、自己肯定できるようになれば自己否定から自分を痛めつける事もなくなり、
自分らしく生きれる、心が楽になると思うんです。
別に何か素晴らしい生き方や功績、名声なんてなくてもあるがまま生きている事を実感できれば劣等感なんてものは無いに等しくなって、
自己否定の負のループに悩まされる事もなくなり鬱がなくなるのかもしれません。
僕はいまだにダメな自分を認めるのが怖くて格好つける事がありますが、そういう癖を直していけたらいいなと思ってはいます。